むかしむかし、筆者ちゃんもえさんは、日本の会社で海外の就労ビザを申請する部署に勤めていました。ビザや旅行が好きでその部署に入ったわけではなく、不動産業の会社だったが回り回って、その部署に落ち着いたというだけだったが、仕事をしていくうちに、知らぬ間に査証(ビザ)に当然詳しくなったし、それに伴い就労ビザの奥深さに魅了されたし、そして知らぬ間に好きになった。
JICAボランティアとしてマラウイに来た時は、JICA事務所が色々してくれたので、就労ビザについて全く調べもしなかったし、渡航準備でバタバタ過ぎて調べる意欲もなかった。当時のことを今振り返ると、前職のように、本業ではない手続きを誰かに代行・アウトソーシングできるって、とっても心強いんだな、と「駐在員」ケアサービスにありがたみを覚える。
日本からマラウイに来る知人が立て続いたので、私もこの度マラウイ観光ビザの取得方法を調べて見た。
日本で取ってから渡航するか、VOAを空港で取得をするか。の2パターン
日本国籍の人が日本からマラウイに飛ぶ時には、観光ビザの取得が必要となる。
在日マラウイ大使館で、事前にビザを取る場合と、
マラウイ到着時に空港でVOA(ビザオンアライバル)を取る場合、どちらでも良いみたい。
(マラウイ近隣国から陸路(バス移動)でマラウイ入国をした時、何日以上の滞在をする際には観光ビザの取得が必要で、それを入国何日以内に最寄り(大きい街にはあるらしい)のイミグレーションにて観光ビザを取得するとかなんとか聞いたことがあるが、今回はあんまり興味がないので調べません)
旅行初心者、かつ、ビザ屋さんにいた私としては、「問題となりえる事象は、事前に片付けられるものは片付けておくべき」と思っているので、「もしかしたらビザ発給されなくて入国ができないかも!」という不安要素を抱えながら無査証のまま出国するのはいやだ。
だから、オンアライバルの選択肢はないはずなのだが、心迷ったのは金額のこと。
日本で取ると1万円以上するのに対して、マラウイの空港で取得すると75ドル(8,000円程度)なのだ。
なんだか変な気分。
事前準備をしていた方が高いだなんて。前売り券の方が高いってどういうこと??
そこには「確実にビザが発給されている」という付加価値代金でしょうか。
たとえば、飛行機の搭乗トラブル(お客様は相手国の入国許可(ビザ)がないので、日本を出国させられません!)みたいなソワソワ)がないのは旅行慣れしていない人には心配だろうし、いろんな国を経由している場合は、その土地土地の判断で、「VOA取れるかもしれないけど、だめ。マラウイ?は??どこそこ。しらねぇ」と言われてしまうかもしれない。
英語ができて、ちゃんと事情を説明できて、もしくは道中ハプニングをあえて受け入れてやろうぜ!という旅好きには、どこの国に限らず、VOAは面白いかもしれない。そしてこの金額差はまぁ2,000~3,000円程度の違いではありますが、節約したいと思っている人にはつい心揺らぐかもしれない。
それで。
「結局どっちがいいの?」と言われれば、実際に私の両親(海外旅行不慣れ、英語壊滅的)がこれからマラウイに来るのだが、もろもろ日本の方が面倒ごと(*1)が多い気がして、マラウイ事情(*2)を少し知っている私なら「無査証で行けば?」と言ってみた。
*1:
証明写真が必要、日数がかかる、幸い郵送申請ができるけど、送料などがかかる。
*2:
無査証で入国拒否されたとかトラブルがあったとか聞いたことがない。お金払って、気長に列で待っていればビザが取れる。
関連のお話
・マラウイ観光ビザの取得方法 ←いまここ
・観光ビザ 日本でとる vs マラウイでとる 比較して見た ←次ここ
・観光ビザ 日本での申請方法
・観光ビザ マラウイの空港での申請方法